2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

心労

(シゲシホ=妖怪漫画家)

結婚しないこと

今年にはいって5人の友人から結婚式へ招待されている。 友人の結婚はとても喜ばしいことであり、心から祝福しているし、この気持ちに嘘偽りは決してない。しかしながら、私自身は一生結婚しないと心に決めている。この決心は新しいものではなく、小学校卒業…

理想と欲望の間で

子供は純粋だ。自分が好きなものに全力を投じる。つまらないものには見向きもしない。だから、その興味を向けられる側にとっては残酷な世界であり、子供から笑いをとることは、子供を感動させることにつながる。かつての自分もそうであった。私はレゴや積み…

貧血の友と見る海盂蘭盆会

貧血の友と見る海盂蘭盆会 八月の句会には、三分の一くらい、戦争絡みの句が出される。忘れちゃいけない、伝えなければ。 一年に一度でも、そういう気持ちになることは悪いことじゃない。でも、作品の議論にならずに、命や平和や、戦争についての思いが行き…

愛はかげらう

死者が還ってくるというお盆の時期は、過去との邂逅も多くあるのだろうか。続けざまに古い知人と飲んだ。中学と大学の時に知り合った男性3人。お互いに今の生活があって、それなりに長いブランクがあって、向かい合って飲んでいる。話が結婚・恋愛に及ぶと、…

小林真央ってどう思う?

(シゲシホ=妖怪漫画家)

誰の為の人生か?

自らの恥を晒すようで恐縮だが、この春から見事に就職試験に落ち続けている。何百社エントリーし、何十社面接を受けただろうか。そんな私に周囲の方々は「こんな時代だから仕方ないよ」と気遣ってくれる。そのたびに就職が決まらないことをひどく申し訳なく…

人間だもの。

餓死するかと思った。 と発言をした後、その自分の安易な言動を後悔した。それは、時間が取れず、漸くの食事にありついた時の発言である。 そして、私はその前日までカンボジアを旅していた。その地で、食事代を稼ぐべく必死にものを売りに来る子供たちを目…

イタリアーノのひとみ海色盂蘭盆会

イタリアーノのひとみ海色盂蘭盆会 街はすっかり、お盆休みの気配だ。出社してはいるが、急いでやらねばならないことはない。 ランチへ行くと、ランチメニューの飲物に、グラスビールも含まれている。「ノミモノナニニシマスカ、コーヒー、コウチャ?」「グ…

もつと事情。

「GKでデートまでしたいって人はそうそういないね」と隊長。(注:隊長はGK部きっての素潜り名人で、彼女が行くところ常に新しいGKがある。自分はなかなかイイ人に巡り合わず、豪快に酒を飲む。私がGKで知り合い付き合うまでに至った唯一の人は、こ…

氷菓道

(シゲシホ=妖怪漫画家)

8月15日の明治神宮

毎年、終戦記念日の8月15日には東京・九段下にある靖国神社にできる限り参拝することにしている。理由はいくつかあるが、やはりA級戦犯も含むすべての戦没者に手を合わせるためである。今年も例年のごとく靖国神社へ向かった。靖国神社周辺ではこの日、様々…

その金色に思う

好きな言葉はなんですか?と聞かれたら「とりあえず生」と答えるだろう。無人島にただ一つ持っていくとしたらなんですか?と聞かれたら、「スーパードライの生ビールサーバー」と答えるだろう。 そう、私は大のスーパードライ好きなのだ。そして、あのキレは…

さるすべり絆創膏におさまらぬ

さるすべり絆創膏におさまらぬ 会社の子が、自転車で転んだと、両肘にデカい絆創膏を貼って現れた。 大人になって転ぶととても痛いんだよね、心的ショックも大きい。昔、酔って自転車に乗ろうとして、転んだことがあるのでわかる。痛さと、自転車に乗れない…

GK向いてないの壁

恐れを知らぬ海女のように果敢にGK海に飛び込んでいく我ら部員にも、スランプはある。スランプ期は、どんなにその場は盛り上がっても、先方からメールが一通も来なかったり、どんなに甘く採点をしても、誰にも一ミリの魅力も感じられなかったりする。それ…

電車

(シゲシホ=妖怪漫画家)

納税の責任

私たちは義務教育で勤労、教育、そして納税という「国民の義務」を学ぶ。しかしながら、なぜそうした義務が発生するのか、ということについて深く追求することはあまりない。とくに「納税」については、その義務を果たさなければ自らが汗水垂らして築いた資…

夢、希望として未来を意識する

電球を作ったエジソンもしかり、飛行機を作ったライト兄弟もしかり、人類文明の進歩とは先人たちの突飛なアイデアから生まれたものである。そして、それは夢であり希望であった。 つい先日、鉄の化合物をワインで煮込むと超電導体になるというニュースを目に…

俳人ではなく歌人なら・・・

俳人でなく歌人ならこの恋はうまくいったでしょうか五月雨 少し前のこと、「歌人と俳人の合同歌句会をやるよ〜」というので参加した。一首+二句持寄り。 私はなんだかんだ十年ほど俳句をやっている。が、自分が俳人であるという意識は薄く、「俳句と短歌は…

GK部長、現る。

以前勤めていた会社は女性ばかりで、しかもよく遊ぶ同僚は皆彼氏がいなかった。ランチは自然と恋の話になるのだが、過去の恋愛をほじくり返すか、「こんな彼氏がいい」と夢見がちになるしかなかった。そのうち過去も夢も語り尽くしてしまって、ハタと、「こ…

夏はまだはじまったばかり

(シゲシホ=妖怪漫画家)

紙のお札の給料袋

東急東横線に乗って渋谷駅から横浜方面に向かうすぐのところに、私が人生で初めて勤めた会社のあったビルが見える。 当時、上京したてで右も左もわからなかった18歳の私を一から鍛えてくれたのがその会社の社長だった。彼女は当時28歳。夜は六本木で働きなが…

いよいよ明日から始まります!

ブログは一人で綴るもの、確かにそうかもしれない。どんなブログでも一人の人間が書いている以上、文体やテーマの選択、語感や語彙などそのブログの雰囲気はある程度の「統一感」をもっている。もちろんブログの中には企業やサークルなどの複数で運営してい…