夢、希望として未来を意識する

 電球を作ったエジソンもしかり、飛行機を作ったライト兄弟もしかり、人類文明の進歩とは先人たちの突飛なアイデアから生まれたものである。そして、それは夢であり希望であった。
 つい先日、鉄の化合物をワインで煮込むと超電導体になるというニュースを目にした。これには正直おどろいた。なんでも懇親会で出されたお酒を見て思いついたとのこと。この小さなアイデア、試み、そして発見が今日と未来を作っているわけである。
 現在、私は情報技術のエンジニアとして働いているが、やはりここでも想像力や妄想力といったものが必要となってくる。そしてこの様な力は、今を生きるすべての人々に求められている。
 何故か?
 次の時代を作っていくのは今の時代の人間だからだ。環境問題や資源問題に代表される様々な社会問題を解決していくことは勿論、将来の社会や技術を創り上げていく、その礎は今を生きる人々なのである。
 そのためには、人々が日々想像や妄想をしやすい環境が必要だ。そして、意識的に想像力を刺激していくことが大切となる。
 例えば、自分の中で未来を考えそれを夢として持つという事。それを夢、希望として未来を意識するだけで自然と行動が変わってくるはずだ。是非とも一度、日本、世界、地球、宇宙の未来を自分の脳で考えそれを夢として持つ、ということお勧めしたい。(taxpon=ITエンジニア)